誰かにどうにかしてもらえると思ってるのは自分。そう思ってる人が嫌いとか言っておきながら自分。

自分には頭がなくて、その先の想像ができない。いつも誰かを頼りにしてたなあ。

僕は、「できない」なんて言うより、
人ができない、やらない、やれない、ことをやることができたらかっこいいと思ってた。そういう意味では自分は捻くれてないと思ってたけど捻くれてた。

できたらいいな。

でもそんなに頑張りたくない。


子供の時から勉強は嫌いだった。
友達と遊ぶのが好きだった。

同じように遊んでた友達は元々の能力が違うのか、どこかで努力してたのか、僕より頭が良くなってて、小学生の高学年、中学校で僕とは違うところへ行ってしまった。

いつからそんなことを思うようになったのか。

子供の時はずっと自分が仕事をして働く時が来るなんてって思ってた。高校の時まで思ってた。

専門学校で好きな事を選んで、洋服の勉強をして、でも就活は大してしなかった。なんの努力もしないでなんとなく社会人になれた。
ミシンを使う職場で、服をもっとうまく作れるようになれたらいいなくらいの気持ちを後付けにして、2年くらい働いたら「おれこんなこと一生続けたくねえ」なんて思い始めて。そりゃそうだよ。なんとなく入った会社で一生って思ったら、そんなの僕には無理だよ。

3年で辞めて、辞める時には金髪にして、
フリーターやってみようとか思って、ああもうおれは自由に生きるぞ!みたいに思ってて。23歳くらいかな。2012年。

結局、自由にやっても、どこでも大して努力してなかった。なんとなく仕事をして、なんとなくうまく仕事ができるようになってきて。
本当はもっと、上へ上がって、なんてことばかり言うけど、それ以外の努力はいつもしてなかった。欲だけ言って、そんなのできるはずなかった。


さあ、今はどうだ。

今、百瀬の船に乗って、「さあ、おれも百瀬と一緒に夢を叶えるぞ!」と言って、じゃあとりあえず飲食で働くか!となって、今すごくそこに目先が言ってて、お店を出すことは目標だけど、なにが楽しくて今この生活をしているのかわからなくなってきてて、

でもさ、ただ働いてるだけで努力と言えるのか。努力ではあるけど、なんのための努力?本当にただのマゾでしかないよ。
頑張るのが好きだとか言って、頑張ってるように見える自分が好きで、でも大して頑張ってない。ただちょっと辛そうなことをやっているだけだ。
おれは頑張ってる。なんて思って。夜になれば酒を飲み、すぐに楽になろうとする。

でもそれで今はなんとかやっていけると言うか。この生活の中で幸せとか楽しさとか感じながら送れていて。
頑張ってるつもり。

全然頑張ってないよ。

そりゃあ百瀬は頭もいいしモテるわ。
なんてひがみではない。

僕にはない。

少年のようなままで、ただやりたいという好奇心だけがある。それでやってしまうくらい僕は子供のままで馬鹿なんだ。

ああまた怖くてたまらなくなってきた。

僕はなんでこんなことをやっているのか。
1年前に戻りたい。

なんの計画もなく、ただやりたいと思ってしまったあの時に。

百瀬が昔から夢を追っていて、ただそれを見ているのがかっこよくて、僕はダメでも百瀬の火は見ていたいと、あわよくば僕も一緒に燃えたいと、それはずっと思ってた。

ただそれだけなんだよなあ。


自転車で数100キロの旅をするだとか、
青春18切符を使って北海道まで旅をするだとか。それだけで楽しかったなあ。
早く楽しくなりたくて僕にはいつもそんな未来の計画はできなかった。


百瀬はただハンバーガー屋をやりたいわけじゃないから。うん。そういう夢も好きだった。そう話してくれた時、なにもわかってないのに楽しそうと思った。
世界を変えるってのは一体なんなんだ?

世界を変えたい、世界を変えたいなんて言うけれど変えてどうする?おれが変えたらどうする?どう言う風に変えたい?
だって僕は今多分日本に生きて、こういう風にやれているだけで充分に幸せなんだから。他の人も幸せにしたいなんて、そりゃあできたらいいけどさ、そのためにもしかしたら僕は不幸になるかもしれない。なんてことはないけどさ。
本当はいつも自分のことばかり、幸せになりたいとか思ってるくせに。人のこと本当に幸せにしたいなんて今僕は思っているのかな。友達だとか大好きだけど、それでも自分が1番幸せになりたいよね?
自分が幸せな時には他の人にも幸せになって欲しいと思えるけど。本当は自分が1番幸せになりたいよね?


なにか始めればなにもやりたくなくなる。
なにもやってなければなにかやりたくなる。
普通のことだ。
僕は特別じゃない。
あなたを守るそんな偉大な力さえ手に入れられると思ったのは本当なのに、それはやっぱり平凡だっていいんだ。
だって僕はソラニンにも憧れたし。
やっぱりもうなにも希望とか持ちたくなかったな。なんて言ったら僕は普通で、僕の魅力さえ失くしてしまいそうで。というかこういう風に生きてる自分が好きだったよな。

おれは自由だ!みたいな。

自由にはなにもない。

ダッサイなあ。


百瀬なんかに出会わなければよかったなあ。出会っていなかったら僕はどうだったろう?と思ってもただ今のことがなかっただけだろうな。

本当にいけるかな。君のいう場所へ。
そしてそこに言ったら僕はなにを思うだろう。本当に幸せなのかな。
夢を叶える=幸せじゃないのはわかってる。ただ達成感があって、幸福感もあったりする。でもあまり幸せに感じなかったりする。

僕はもうなーんにも希望を持ちたくない。
頑張りたくない気持ちでいっぱいになる。


家族に会いたい、友達と遊びたい、恋人と抱きしめあいたい、結婚して子供も欲しい。僕が生まれ育った街がやっぱり大好きだし戻りたい。人にやさしくしたいしやさしくされたい。

これは人生ゲームじゃない。
あの娘と幸せになりたかった。

ただそれくらいだ。僕が思うことは。


逃げるのはダサい。ダサいのは嫌なんだ。
できることならかっこよくいたい。
それだけだ。

さよなら。
また君を思ってしまいました。
助けて。電話したいと思ってしまいました。
ダメなんだ〜

そう、◯◯◯でもやりたい気分だよ。

さようなら。