そして2日後。

家を決めた。これから審査だからまだ確定ではないんだけど。

いままで家を出たこともなくて、不動産屋さん入ることもなくて、なにもわからなかった。隣で引っ越し経験の多い百瀬を見ながら、また自分の世間知らずさに恥を知る。それだけで1人暮らしをしている人たちはみんなこんなことを乗り越えてきたんだななんてね。

一個前のブログを書いた日の翌日も不動産屋さんへ。おれがいいなと思った物件へ行ったんだけど、結果百瀬もそこで納得してくれた。多分お互いなんとかうまく擦り寄せができたのかと思う。百瀬の理想とはちょっと違かったけどおれのことも考えてくれたのかな。おれもちゃんとこの街に住むことをイメージして、覚悟を決めて、部屋を探した。

本当、まずここからなんだ。
前の記事でまた弱音吐いちゃったけど、これをやらないことにはなにも始まらない。いや別に一緒に住まなくたって全然いいんだよ。
百瀬がまた家を探さなくちゃいけないって話してきたときに、パッと思い付いて、「じゃあおれと一緒に住もうよ!」って言い出したのはこっちの方で、覚悟はそのときなかったかもしれないけど思い付いて、これから一緒に店をやるってなったら2人には必要なことだと思った。
まず一緒に住めなかったらお店も一緒にできないだろうな。
前の仕事を辞めて、店を出す道を歩き始めたとかいう気分でいたけど、本当気分だけで、ここからなんだ。
2人で住む家をハンバーガーハウスなんて名付けようなんて妄想したり笑
黄色い屋根の、外観無機質な、ベランダが超広い、おれの部屋激狭なお家。
審査通って早く住みたい。早く変えたい。


審査の申し込みをして、家に返って保証人のOKも欲しいから両親に話したらまたお母さんは理解できないないようでああだこうだいい始めて、泣いちゃって。もうおれのお母さんには理解はできないよ。お母さんも自分のことしか考えてないんだと思う。「私がどれだけ家族を守ってきたか」なんて言い始めて。それはわかるよ。
でもずっと守られていたからおれにはできないことがいっぱいあるんだ。28歳になっても。そんな風に喧嘩をしていたらお父さんが口を挟んできて、この前旅行で2人で話したときのようにお父さんはおれを優しく見守ってくれるようで、ここにきて、28歳になって初めてお父さんが僕をこんなスタンスで見守ってきてくれたんだって感じて、お母さんはいつも不安だったけどお父さんがいつもやりたいことをやらせてくれていたのかもしれないと今になってやっと気付いたよ。本当そんなことも思ったことなかったんだ。なにか相談や話をするのはいつもお母さんだけだったから。お父さんとは分かり合えないと思っていたんだ。
でもお父さんも男だから、おれが友達と店をやりたいとか、そのために友達と一緒に部屋を借りるとか言ってもさ、いや本当はお父さんも苦労してきてサラーリマンがいいよなんて小さく口にしたりするけどさ、それでもおれのこと尊重してくれて、「こいつがやりたいことやりたいんだからいいじゃん!」なんてヒステリックになってるお母さんを一緒に説得してくれたりして。

また嬉しかった。お父さんありがとう。
こんな気持ちになれたことも嬉しい。本当お父さん好きじゃないと思ってたんだ。
でもおれの血はお父さんからもらったもので、きっとわかってくれるんだよね?
むしろお父さんも友達と2人で歩いて大坂まで旅に出たり、聞くと意外と青春っぽいことしてるんだ。きっとおれのこのただのお馬鹿な青春魂はお父さんから来てるんだ。

誰も君のこと、お父さん、お母さん、妹、家族、友達のこと悲しませたくない。

誰にも僕のこと、かわいそうなんて思われたくない。


なりたい自分に挑戦してるところだから、応援だけして欲しいよ。話だけ聞いて欲しいよ。

これで最後だって、閃っていたい。
光ってみたいんだ。

真っ黒いのは冷たいし、
生きているだけで輝けるなんてことはない。

生きたくってさ、生きたくってさ、みにくいモノだろうと、見えにくいものだろうと、生きているだけで輝いてみせるよ。

光 ひかり ヒカリ
僕を包めよ。

行けるかな、君のいる場所へ。
行けるかな、光の射す場所へ。