ブランドでデザイナーとして働き始めて二ヶ月。やっと自分のいる位置が少し見えた。
ここで働けば僕はすぐに有名人になれる。なんてそんな感じで浮かれてたのかもしれない。そんなに甘くはなかった。とてもいい位置にいるけどそんなに甘くはない。
なにもわからずにやっていてやっと今いる位置がわかった気がする。
僕はもう一刻も早く報われたい。
本当はそんなに頑張りたくないよ。
ただ、今は人より頑張らないと生きていけない。お金だって、時間だって余裕あったらいいよ。今の僕にはなにもないのさ。
今の僕のことを素直に話したら誰も付き合ってくれないだろうな。こんな今の僕と付き合ってくれる子がいるのなら本当の愛だろう。理解して互いを高めあってくれるかもしれない。
いくら他のことで頑張っても女のことは女でしか埋まらないのかもしれない。付き合っていた時のことを思い出すことなんて1人の女性のことしか思い出せないんだから。
仕方ない。恋をするか。
僕が大丈夫になればすべて平和になる。
いつになっても大丈夫にならないんだもん。それじゃあもうまた誰かを好きになるしかないのかもしれない。
自分のこともしっかりできてないやつに女1人守れるか、そう思ってた。今の自分には誰かを幸せにできる力がない。
中途半端に夢と女を追ってどっちも中途半端になるのも嫌だった。
けど、今なら女だけを追うことはないだろう。恋人が夢を追いかける支えになってくれたら心強い。
本当はそんな余裕ないけど。恋なんてしてる暇ないけど。
もっと強くなるために恋人が欲しいかも。
作るもんじゃないけどね。
あああ、明後日花火大会。誰か女の子一緒にいってくれないかな。
あの子はどうなんだろう。
恋したいな、退屈。
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