死にたくなった。
ごめんなさい。さっさとLINEなんてやめとけばよかった使ってないし。

記憶の真ん中からどんどん端っこに追いやってたのに。一気にやってきて、不意をつかれて、死にたくなった。SNS怖い。うざい。
なんでだよ。なんでまた同じふうに思い出すんだよ。結局全然変われてなんていないんじゃん。忘れることもできてないんじゃん。すぐに思い出すんじゃん。
今、君はそこ、僕はここ。

大丈夫かなって思ってたけど、やっぱり無理だ。
あの日のこと思い出した。また別の日のこと、すべての悲しみは僕が抱いた。なんでなんだろうな。なんで。悪いのは全部君だと思ってた。くるっているのはあんたなんだって。最後なにも理解し合うことはできなかった。なにもかも途中で。悪いのは全部僕なんだと思うことにした。だけどなにもおさまりはしなかった。だから今またこんな気持ちに。
ちょっとゆるやかに、だいぶやわらかに、かなり確実に違ってゆくんだろう。崩れてゆくのがわかってたんだろう。どこか変だなって思ってたんだろう。


このことだって、
必ず、プラスに変えるのに。
まだなにもできてなくて。もう一年になるのにこんなこと思い出して、あの時と同じように死にたいって思ってしまった。

必ず変えるのに。必ず変わるのに。
もっと幸せになれるって、珈琲飲み干して僕は静かに待つ。眠れない夜を何度も越えて待ち焦がれている。やってくる時を待ち焦がれている。




少し、平常心に戻った。
また端っこに追いやろう。
早く大丈夫になりたい。
やっぱりものすごく変わりたい。この悲しみ消し去るには俺が無敵になるしかないよ。大丈夫になりたい。