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これが僕の職場。
奥の方にミシンが見えるでしょ。ミシンにもたくさん種類があるんだよ。祭り縫いをしてくれるミシン。ジーンズ用のチェーンステッチが出来るミシン。スナップボタンを勝手に縫い付けてくれるミシン。あとはカンヌキだったりネームの刺繍用のミシン。
専門では普通のミシンとロックミシンしか使ったことなかった。

それとパンツの山。
簡単なことはもう覚えて、裾上げくらいなら一人でできる。ウエストやヒップを出したり詰めたりすることもそのうち教えてもらう。
アイロンはね、やっぱりまだ難しいや。すごい大変でイライラするよ。表を綺麗にできても裏はシワクチャだったり。簡単のように思えても簡単にできるようになるにはまだ時間がかかる。


教えてくれる人は先生じゃないから、60歳近い人ばっかりで、教え方が下手でよくわからない。職人だから自分では簡単にできても説明はうまくできないんだ。






しばらく横浜の高島屋だったり、池袋の東武百貨店で働いてたり、
池袋の東武は一週間の間、苦だった。

久しぶりに本社に戻ったら、やっぱり職場の雰囲気がすごく嫌で、ゴールデンウイークなんて一度もなかったのに、ゴールデンウイークあけの会社員や学生みたいにさ、嫌になっちゃったよ。五月病って言うのかな。
へこたれたよ。



もうこんな会社辞めてやる。一ヶ月26日勤務、4日しか休みがない。

辞めてやるんだ、辞めてやるんだ、そんなことを心に思いながら必死に仕事してる時もある。4月にあった頑張ろうというやる気はどこへやら。




この前お昼ご飯を食べに一人でミニストップへ行った。
カップラーメンを買って一人で食べていたら、同じ職場の30歳くらいの韓国人の人が隣に座ってきた。

少し片言だけど日本語を話せる。その人は僕を励ましてくれた。


「仕事どう?
僕も入った時は一週間で辞めようかと思ったよ。
僕が入った時は本当に男が自分しかいなくって、みんなからも放置されていたよ。」

その人は去年の8月くらいにこの会社に入って来たらしく、前は原宿のRalph Laurenで働いていたらしい。その時の仕事のお客様はVIPばっかりで木村拓哉とか芸能人もたくさん来たらしい。美川憲一が来た時はすごい怖かったって笑



気持ちはわかる。
けど、今入ったばかりで辞めちゃなんの意味もない。技術を盗んで一人でもやっていけるくらいになったら出ていきな。

辞めたいなんて自分から言ったわけでもないのにこんなことを言われた。でもちょうど元気をなくしていた時に声を掛けてもらえて嬉しかったな。
その人にも夢があるみたいで、「僕だってまだ若い。」と言っていた。

すごい励まされて嬉しくなった。







一昨日は、初めて会社の人に飲みに誘われた。会社には若い人はあまりいないんだけど一応若い人を集めた飲みらしい。
6時に仕事が終わったんだけど、営業の人がひとつだけ仕事が残ってるらしく、飲みの時間まで暇だった僕らはついていくことにした。
初めて銀座に来た。
銀座のBARNEYS NEWYORKに納品しに行った。


そのあと神田にある、昔同じ会社で働いてた人が経営している中華料理屋へ行った。

職場でいつも苦手な人もいたんだけど飲みの時はその人も会社辞めたいとか不満を言ってた。料理もおいしかったし楽しかったかな。









今日は休みなのに、昨日ケータイ開いたまま、部屋の電気は付けたままで寝ちゃって、いつもセットしているケータイのアラームで6時半に一度起きちゃったよ。
今日はなにもしなかった。髪の毛ももう切りたい。そんな時間も一週間に一回しかない。一ヶ月で4回しかない。
また来週だ。


明日からまた仕事。

あー

頑張ろう。