19日の夜11時頃、あの娘と会った。

あの娘からのメールが来るまで布団にくるまって音楽を聴いてた。ドキドキなんてあんまりしてなかった。あの娘に言う言葉も全然考えてなかった。音楽を聴いてあの娘からのメールを待っていた。

10時15分くらいにあの娘からメールが来た。

「今から帰るね!」


バイトが終わったあの娘からメールが来た。



原付に乗ってあの娘の地元の駅へ向かった。赤信号で止まる度にちょっとホッとしたんだ。あの娘に会いに行っているのにそんなことを思った。本当はまだ告白する準備もできてなかったのかもしれない。これから起きることを何にも考えていなかった。







駅について少しあの娘を待った。すぐにあの娘はやって来た。


近くの公園に案内してもらった。公園に着くとあの娘はブランコに乗った。僕も隣のブランコに乗った。小さな公園にあの娘と僕、二人きり。たった一つの電灯が公園を照らしてた。空は曇っててお月様も隠れてしまった。風が少し強くてちょっと寒い夜だった。


ブランコに座ってお話をしてた。

あの娘が作ってくれたクッキーの最後の一枚をかばんに入れてきたんだ。あの娘と一緒に食べたくて。それを一緒に食べたんだ。


ブランコを降りて電灯の下のベンチに座った。


話題がなくなって沈黙になった。ドキドキしてあの娘の様子をうかがって緊張で笑った。何度も。言わなくちゃいけない、そう思ってたけどなかなか言えない。時間は0時を回って日付が変わっていた。


「話したいことってのは…」



話を切り出した。切り出したけどそれより先がなかなか出てこない。また沈黙になった。





「ごめん。トイレ行きたくなっちゃった」


あの娘がそう言ってコンビニに行くために坂を下りた。言い出せない自分が情けなかった。




また公園に行くために坂を上った。公園に着くとベンチには他の人が座ってて、公園の近くの細くて狭い階段に座り込んだ。大きな木があってトトロにでてきそうな階段だった。狭い階段に二人で座って、あの娘との距離がすごい近くてベンチに座っていたときより緊張した。
何度も「あのね、」と切り出そうとするけど言えなくて深いため息をついた。



あの娘に

「ここに座ってて!」

と言って僕は階段を5段ほど下りてあの娘の正面に立った。





「あのね、好きな人がいるんだ」



あの娘が

「誰々?バイトの人?」

とトボケたように言った。




僕は深いため息をついて、



「○○(あの娘の名前)のことが…



……………好きです。」

そう言った。







「そっか。……



………嬉しい。」



あの娘がそう言った。




隣に座って声を聞いた。


「今度はうちの番だよね」





「うちは彼氏とはもう別れたと思ってるの。でもまだあっちとゴチャゴチャしてて、今のままじゃまだ返事が返せない」


そう言われた。





「けど、言いたいな。言いたいから言っちゃうね。今から言うことは絶対に聞かなかったことにしてね。誰にも言っちゃダメだよ。」


そう言われて思い出話になった。


あの時から好きだったんだとか、あの時こんなこと思ってたんだとか話してた。



「本当は夏頃から気になってたんだ。でも自分の気持ちに気が付くのが遅くて」


そう言ったら、


「もー!遅いよー!」と言われた。





「うちのどんなところが好きなの?」と聞かれて、



「ドキドキするけど落ち着くんだ。」って言ったら


「うちもドキドキするけど落ち着く」って言ってくれた。




「○○(僕)がやさしくしてくれたりすると嬉しいけど、みんなにやさしいから勘違いしないようにしてた」











そんな話をしてあの娘と二時頃まで話してた。




別れ際に「いつまで待ってくれる?」と聞かれて、

「いつでもいいよ。落ち着いたらで」って言ったら、


「やさしいね。○○らしい答え。」って言ってくれた。






あの娘の家まで送って「おやすみ」と言って別れた。











あの娘からの返事いつ返ってくるだろう。それまで心が落ち着かないよ。あの娘のこと考えてばっかり。






今はあの娘からの返事を待ってるの。