今日の制作準備なくなっちゃった。楽しみにしてただけにちょっとショック。



昨日の話。

バイトが終わって、なんとなーくTSUTAYAに寄ったらキッドが働いててCD5枚を無料で貸してくれた。ちょっぴり気分がいい。この街が好きだ。この街が好きだと思う。金沢文庫は平和だ。気分がいいからイヤホンしてルンルンでお月様見ながら歩いてた。お月様見上げながら歩いてた。平和だ。ここが日本でよかった。イスラエルかどっかよくわかんないけど治安の悪いところでこんなのんきにお月様なんて見て歩いてたら地雷でも踏んで飛んでいってしまうんだろう。地雷って人を殺すためにあるんじゃないんだって。足を無くして、その人の世話をする人が必要になる。そうやって人を困らせていくための武器なんだって。生きているのに死んでいるかのよう。同じ人間が作ったものなのにそこまでというかなんというか。なんでそこまですんのと思う。ただ人を殺すだけじゃない。人を殺さずに生かしときながら絶望を与える。恐怖だ。



今のなんて僕の想像に過ぎないんだ。なにもわかっちゃいない。あぁわかっちゃいないよ。


結局は僕は此処にいてよかったってなる。日本と言う国に生まれてよかった。他の国のこと知らないけどさ、日本はいいよ。日本好きだ。



いきなり変な話に流れていってしまった。














家に帰ると母親が起きてきた。

だから今学校で学園祭の準備をしていて楽しいことを話した。やっぱり服が作りたいと言う話を混ぜて。デザイン科に移れたらななんてことを言った。それはあくまでできたらいいのになという諦めた考えだった。



母親がデザイン科に移ればいいじゃんと言う。

いやいや今更移れないだろ。やり直せるとしてもまた来年一年生からだろ。

僕はそう思ってた。



母親は移れると言う。僕は信じれない。移れたら嬉しいから信じたいのだけど、やっぱりだめだったとか言われたら期待した分だけショックをうける。だから信じたくなかった。

でも母親はなんどか学校に連絡を取って聞いているらしい。それは僕がなんどかやっぱりデザイン科にしとけばよかったと言ったことがあったから。


母親が移れると言い切る。最後に「と思うよ」と曖昧な言葉つけて。




母親は「あんたは作る方が向いてると思うし」なんて言ってくれた。自分でもそれはわかってる。僕はなにかを作ることが好きだ。


移れることなら移りたい。


ただうちの学校のデザイン科は3年まである。学費の事、これ以上親に頼りたくないというか迷惑かけたくない。それと時間のこと。3年間。専門、短大は2年、大学は4年。僕が3年になるころには妹もどこか学校にいきたいと言うかもしれない。現時点では美容師に興味があるみたい。親に迷惑をかけたくない。



移れるなら移りたい。でも簡単に決められない。

なんかクラスのやつらから逃げるような気がする。負けたくない。でもそんなの関係ないか。やりたいことをやってやんなきゃ。

クラスで唯一友達と言える子にこの事で相談した。この子は僕と似てる。入学してすぐに興味を持った。それで自分から話しかけた子。

この子もデザイン科に移りたいだろうと思ったから相談した。

やっぱり僕と同じ考えを持っていた。でも移れたとしても移らないという。ビジネス科を卒業して販売員になってお金を貯めて独学でもデザインの勉強をしようと思うって言ってた。僕にはそんなこと考えられなかった。遠回りなんて僕は待ってられない。服を作りたいってことは夢ではない。だからそこまで追えない。


きっと僕が相談したのは一緒にデザイン科に移りたいからだったんだと思う。一人で新しい環境に移るのに勇気がなかったんだ。



デザイン科に移ったらもっとプレッシャーがかかる。親に迷惑をかける。やりたいことがなんなのかもわかってないのに。学校を卒業していいところに就職しなきゃ。そこまで親に迷惑をかけてしまうとそんな気持ちに追いやられる。


時間がない。後期の授業が始まるのが10月からそれまでに決めなきゃ。いや、決まってる。また新しい環境に移るなんてもう疲れるよ。でも今の授業よりもっと楽しい授業を受けられる。環境も今よりよくなるかもしれない。仲のいい友達もできるかもしれない。そんなのわかんないけど。

ビジネス科を卒業しても販売員になる気はない。ちゃんとした服屋では働きたくない。古着屋ならいいけど。そういえばこの学校を選んでビジネス科を選んだのは「最低でも販売員になれればいいや」そんな気持ちだったんだ。販売員ならどこかしら就職先があると思ったから。最初から服を作りたいのはわかってたのに。技術職の方が向いてるってわかってたのに。学校でやった適性検査でも人を接するのは向いてない、技術職向きという結果。



ただやりたいだけ。まだ今のことしか考えてない。考えられない。




もし移ることができたなら僕は移る。時間は一年伸びる。就職するのは2年後。


これはもう一度チャンスをもらったのか。それとも落とし穴なのか。移ることなんてできなくて僕をがっかりさせるだけなのか。




時間がなかった。1日で考え直した。去年決めた進路のことをまた考えるなんて思ってなかった。去年の決断をやり直さしてくれるのか。それがいいのか悪いのか。


移れなかったなんてことになったらこの話は笑い飛ばしてください。僕はちょっぴり夢見てた。それで現実に戻されたって笑ってください。


進路のことを考えるのは嫌になる。疲れる。









あぁため息でる。