昨日テストが終わって僕はまた休みに入った。

バンドの奴らもみんな明日は休みらしく夜ボーリングをした。プリクラを撮った。このメンバーでプリクラを撮ると人にあげられるようなプリクラは撮れない。プリクラ機の機能を使っていたらみんな酷い顔になってしまった。
僕は泣いた。あまりにも笑いすぎて。自分の気持ち悪さに。


遊び呆けて、笑い疲れた。なぜだか次に向かった場所は野島の展望台だった。



展望台からの景色すごく綺麗だった。秋の空はなんだか澄み切ってていい。展望台からだからいつもより星が近くに見えた。僕は音楽をかけた。


柴田は寝た。前田は寝そうだった。キッドは歌詞を書いてた。僕は目の前に広がる世界に浸ってた。

なぜだか前田とキッドが立ち上がった。そして服を脱ぎ始めた。全裸になっていた。靴下だけ履いてた。お星様のした二人は裸。二人は展望台をぐるぐると回ってはしゃいでいた。

あぁお星様ごめんなさい。二人は今すべてを投げ出しました。体が軽いと喜んでいます。どうか二人のおチソチソを切り落とさないでください。


二人は僕の前でコントをし始めた。全裸ネタを使って。


秋の風は寒くなかっただろうか。ギターの二人は基本的に変態担当です。




楽しかった。












朝起きたらあの娘の日記が更新されていた。

今日で彼氏と付き合ってちょうど一年になるらしい。

もう引きずってなんていないのに、あの娘のことはいい思い出になったはずだったのに、素直におめでとうは言えない。素直だから言えなかったのか。その日記には今までしてきたあの娘の恋のことが少しだけ書いてあった。あの娘は今大切な人と付き合ってる。




悲しくなんかないよ。今はもう。


もう一年も前のことだもん。









早く好きな人を見つけよう。

BGM
漂流教室/銀杏BOYZ