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誰にでも恋してしまいそう。本当は好きになりやすい。少しでも女の子と話す機会があれば誰にでも恋してしまいそう。

そんな些細なドキドキをちょっと楽しんでる。夏だもん、ドキドキしたい。


昨日は本当に素敵だった。夜は僕を包み込んだ。いつもよりももっとやさしく。花火は僕に輝きをくれた。流れる星は僕に夢をくれた。流れ星を見るのは初めてだった。素敵だった。いくつも見たんだ。流れるのを見つけるたびに大きな声で叫んだ。こんな明るい僕の街の中でもお星様は負けずに輝いてくれている。空は高く、なんだか憧れる。夏の黒というよりは紺色の夜空。吸い込まれる。吸い込まれる。

やっぱり素敵だよ、夏は。大好き。18の夏。




僕に本当に彼女は必要なのかな。欲しくなるけどいらない気がする。デートだってしてみたいけどなんだかな。片思いをしているときが一番楽しいんじゃないかな。実らなかったらそれは悲しいものなんだけど、それでも片思いで頑張ってる時のドキドキは付き合って互いに慣れてしまった時には味わえないドキドキなんじゃないかな。ドキドキという心の落ち着かない感情も僕は好きみたい。刺激的なもの大好きだもんね。うん。わかんないけど愛より恋が好きかも。




女の子に、話してると僕の世界に吸い込まれると言われた。僕がなにを吸い込んだ。前にも誰かに言われた気がする。吸い込むか。へー。


僕のどこかに魅力があったらな。あったら僕のこと好きになって欲しいな。





夏が終わる前に。