僕は流行の波に流されて実際に存在しない空間のなかでのゲームをしています。mixiというものです。

人と人とが繋がりあったネット上での出会いです。懐かしい友達などを見つけることができて中々楽しいです。





そんな世界の中で僕は今日あの娘を見つけました。元気でした、なんて顔も見れないからわからないけど、あの娘を見つけました。そしてあの娘も僕の存在に気づきました。ネット上で繋がりました。


あの娘は日記を書いていました。もちろん僕は気になってしまい読みました。最初から最後まで読んでしまいました。

あの娘の思いが画面上に。

この前僕があの娘と会った時のことが書いてありました。正確に言うと会う前の日の日記なんだけど。


「明日は高校の時たくさんメールした北見君に久しぶりに会うんだ!楽しみ!」

なんて書いてありました。なんかあの娘の気持ちを聞けて少し恥ずかしいように嬉しくなりました。

そんなことばかりではないですが。

あの娘の現状を知ることができました。
あの娘は今も彼氏さんとお付き合いを。それはそれはあの娘も乙女なんだなって言うような文章で。好きなんですね。ものすごいわかりました。それでもってやっぱりあの娘がいい女性であることも。







あの娘は遥か遠く。気持ちは相方にだけ。

僕なんてもうどうでもよかったのにやっぱりなんか寂しいものですね。僕は少し想いがあるようで少し思ってみてもあの娘は相方にだけ愛を。




なんだかな、なんだかな。別によかったんですよ。でもなんだかな。






僕にも下心があったんですよ。つまり恋。恋という字には下心がある。


あの娘には愛がある。愛と言う字には真んなかに心がある。つまり真心。あの娘の気持ちはまっすぐ相方に。

そりゃそうだ。





僕には下心があったんですよ。だからメールしてみたり、ものを貸せばあの娘に会えるなんて下心があったんですよ。きっと。本当に。


僕に気づいてもらえれば少しはなんか思ってくれるのかななんてね。きっと。そう思ってたのかも。


あの娘は相方に夢中ですよ。幸せの中です。僕があの娘のことを想うことは無意味です。だから本当に綺麗な思い出に形を変えましょう。僕の好きだったあの娘に幸せを。












好きな娘の日記は見るもんじゃありませんね。なにを期待していたんでしょうか。








幸せを願いましょう。













僕にもあなたにも。