今日、僕の高校時代によく食べたラーメン屋が閉店しました。
高校時代の思い出は一生忘れることはできない。その思い出と一緒にあのお店があった。
すんごく小さなお店で、場所もいい場所ではない。でも僕の高校の近くで僕らにとってはどこかに飯食いに行かない?と言ったらいっぱつ家だった。
どんな思い出の時もあの場所があった。卒業するときに、いつになってもこの場所にこのお店が建っていればいいなと思ってた。大人になってもまたみんなで集まりたいって思ってた。
天気は雨。大雨で、雷まで鳴り響いていた。それなのにお店は大盛況。閉店ということで常連のお客さんがたくさん来ていたようで店の外まで並んでいて一時間待ち。僕が卒業した高校の制服を来た生徒、近くの小中学生、子供連れの親子、いろんな人がお店に来ていた。
僕は最後だったので一度も食べたことのなかった大盛りを食べました。このお店の大盛りはすんごい多いんだから。器の大きさ見たらびっくりしちゃうんだから。
それでもって僕は野菜が嫌いだからネギもほうれん草もノリも全部抜き。これが僕のラーメン。ものすんごくシンプルで。いやシンプルを通り過ぎて寂しいくらいのラーメン。でも本当にその店のラーメンそのものを食べているって感じです。麺とスープさえあればいいです。
ラーメンを食べ終えて、僕らはお店宛に書いた色紙と花束を渡しました。おじちゃん、おばちゃん、お疲れさまでした。いつもありがとうございました。
久しぶりに高校のみんなに会って楽しくてテンションがあがってしまいました。お店の中はにぎやかだし。
みんなに元気をいただきました。
場所、姿、形は消えてしまうけど、思い出は消えない。
一生忘れたくないし、一生忘れない。大切な思い出の一部だから。
みんなと別れて地元の駅に着いた頃、雨は止んでいました。
雲は窓を開けたかのようになっていて、その中にお月様が出ていました。丸い、丸い、お月様でした。
ちょっぴり切なくなってしまいました。
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